休場明け2日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は4営業日ぶりに反発。前場終値は前営業日比0.62%高の24220.65ポイントだった。中国企業指数は0.61%高の8730.90ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で1352億HKドル。
ハンセン指数は高く寄り付き、朝方には一時、上げ幅が1%を超えた。休場前に3営業日続落し、6月23日以来1週間ぶりの安値で終えたとあって、自律反発狙いの買いが先行。中国本土市場で銀行株が総じて上昇し、香港市場に重複上場する銘柄が買われて相場を支えた。半面、ハイテク株に売りが出て指数の上値を重くした。
個別では、中国4大商業銀行の中国建設銀行(
00939)と中国工商銀行(
01398)がともに反発し、相場の上昇を主導。6月のマカオの1日当たりカジノ収入が市場予想を大きく上回ったことで、カジノ株のサンズ・チャイナ(
01928)と銀河娯楽(
00027)が大幅高となった。ガラス大手の信義光能(
00968)と信義ガラス(
00868)も高い。太陽光ガラスを手掛ける中国の大手企業が7月から30%の減産を計画していると伝わり、買いを集めた。不動産開発の恒基兆業地産(
00012)と龍湖集団(
00960)も買われた。一方、前日に6月の納車台数を発表した新エネルギー車メーカーの理想汽車(
02015)が大幅に続落。スポーツ用品の安踏体育用品(
02020)、ショート動画プラットフォームの快手科技(
01024)、教育サービスの新東方教育科技(
09901)も安い。