シティグループは最新リポートで、中国最大のビール会社、華潤ビール(
00291)が侯孝海会長の辞任を発表したことについて、株価に対する市場の懸念が拭い去られたとし、今回の辞任は華潤ビールの持続可能な成長に対する信頼に影響しないとの見方を示した。華潤ビールの2025年上期のEBIT(利払い・税引き前利益)は2桁前半の伸び、売上高は1桁台の緩やかな伸びになるとみており、パフォーマンスはバドワイザーAPAC(
01876)の中国業務を大きく上回ると予想した。『AAストックス』が6月30日伝えた。
一方、シティは華潤ビールを30日間の「ポジティブ・カタリスト・ウオッチ」に指定。投資判断を「買い」、目標株価を35.6HKドルにそれぞれ設定し、ビールセクターで最も有望視しているとした。次いでバドワイザーAPAC(
01876)、青島ビール(
00168)の順に選好しており、投資判断はいずれも「買い」に設定している。
華潤ビールの6月30日終値は前営業日比1.01%高の25.00HKドル。