2025-07-01 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:続伸、財新製造業PMIが予想上振れ 銀行株・造船株に買い
1日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。前場終値は前日比0.21%高の3451.69ポイントだった。深セン成分指数は0.32%安の10431.98ポイントと3営業日ぶりに反落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で9606億700万元だった。
上海総合指数は小動きで始まった後、じりじりと上げ幅を拡大。中国メディアの財新が寄り付き後に発表した6月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.4と市場予想の49.0から上振れし、景況感の分かれ目である50を超えたことで投資家心理が強気に傾いたもよう。もっとも、香港市場が香港特別行政区設立記念日で休場のため、相互取引制度を通じた海外投資家による売買がないこともあって、一段と買い上がる勢いを欠いた。
セクター別では銀行と造船が全面高のほか、ガラス、化学製薬、電力が買われた。半面、バッテリーやソフトウエア開発、コンピューター、インターネットサービスが売られた。
上海B株指数は0.01ポイント高の258.05ポイント、深センB株指数は3.83ポイント高の1216.52ポイントだった。