週明け30日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日ぶりに反発。終値は前営業日比0.59%高の3444.43ポイントだった。深セン成分指数は0.83%高の10465.12ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆4868億8400万元だった。
上海総合指数は小安く寄り付いた後、総じてプラス圏で推移した。前場は上値の重さが目立ったが、後場に入るともみ合いながら上げ幅を拡大した。午前中に中国国家統計局が発表した2025年6月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.7となり、市場コンセンサス予想(49.7)と一致した。3カ月連続で景況感の分かれ目となる50を下回ったものの、前月比では0.2ポイント上昇した。
セクター別では、軍需関連が全面高。ゲーム、医療サービス、太陽光発電設備、電子化学品なども高い。半面、証券、銀行、セメント・建材、航空・空港運営などが売られた。
A株市場では、ゲーム関連の巨人網絡集団(
002558)がストップ高。同業の三七互娯網絡科技集団(
002555)、完美世界(
002624)、太陽電池メーカーの隆基緑能科技(
601012)、半導体メーカーの紫光国芯微電子(
002049)、油圧シリンダーメーカーの江蘇恒立液圧(
601100)なども上昇が目立った。半面、リチウム電池材料メーカーの寧波杉杉(
600884)、航空大手の中国東方航空(
600115)、産金大手の紫金鉱業集団(
601899)、銀行株の寧波銀行(
002142)、平安銀行(
000001)などが下げた。
上海B株指数は0.07%安の258.04ポイント、深センB株指数は0.91%高の1212.69ポイント。