中国のダウン衣料最大手、波司登国際(
03998)は2025年3月本決算の業績発表会で、ダウン衣料の「雪中飛」ブランドについて、2桁後半の成長を目標とすることを明らかにした。コストパフォーマンスにフォーカスし、中国の冬用ダウン衣料のトップブランドとしたい考え。また、これまではオンライン販売をメインにしていたものの、今後はオフラインでも様々な形式を試していくとした。ただ、むやみに出店することはしないとしている。『明報』が27日伝えた。
波司登国際の2025年3月本決算は売上高が前年比11.6%増の259億200万元、純利益が同14.3%増の35億1400万元だった。粗利益率は57.3%と前年(59.6%)から2.3ポイント低下した。波司登国際は粗利益率の低下について、海外の提携工場の加工コストが小幅に増えたことで、OEM業務の粗利益率が1.5ポイント低下したほか、流通チャネルや製品構成の変化などでダウン衣料業務の粗利益率も1.6ポイント低下したと説明している。
波司登国際の株価は日本時間午後3時7分現在、前日比3.90%安の4.44HKドルで推移している。