27日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は小幅に続落。前場終値は前日比0.07%安の24309.42ポイントだった。中国企業指数は0.31%安の8776.87ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で1624億2000万HKドル。
ハンセン指数は続伸して始まった。前日の米ハイテク株高が地合いの改善につながったほか、貿易問題を巡る米国と中国の関係改善に期待する買いが先行した。ただ、上海株式市場で銀行株と保険株が総じて売られたことで香港市場でも重複上場銘柄の下落が重荷となり、ハンセン指数は前引けにかけて小安くなった。
個別では、銀行株の招商銀行(
03968)、中国工商銀行(
01398)、中国銀行(
03988)、中国建設銀行(
00939)、保険株の中国人寿保険(
02628)と中国平安保険(
02318)がそろって売られた。医薬品開発受託の無錫薬明康徳新薬開発(
02359)、香港不動産デベロッパーの恒基兆業地産(
00012)、教育サービスの新東方教育科技(
09901)、ビール大手のバドワイザーAPAC(
01876)は続落した。半面、医薬品ネット通販の阿里健康(
00241)が大幅に反発。金鉱大手の紫金鉱業集団(
02899)、ニット衣料大手の申洲国際集団(
02313)も高い。前日夜にSUVタイプの電気自動車(EV)「小米YU7」を正式発表した小米集団(
01810)が大きく買われた。