26日の中国本土株式市場で、上海総合指数は4日ぶりに反落。終値は前日比0.22%安の3448.45ポイントだった。深セン成分指数は0.48%安の10343.48ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆5831億7800万元だった。
上海総合指数は安く始まった後、中盤はプラス圏で推移したものの、終盤に再びマイナス圏に沈んだ。中東情勢への警戒感が後退しているほか、中国政府が打ち出す景気対策への期待感は強いものの、指数は前日まで3日続伸し、終値ベースで昨年12月12日以来、およそ半年ぶりの高値を更新した後とあって、利益確定の売りが相場の重しとなった。セクター別では、製薬や半導体、自動車などが売られた半面、造船や観光・ホテル、採掘、銀行などが買われた。
A株市場では、生産と拡張のペースを鈍化させていると伝わったBYD(
002594)が3%超下げたほか、H株の第三者割当増資と転換社債発行で58億HKドル超を調達する計画を発表した順豊控股(
002352)が2%超下げた。海信家電集団(
000921)や寧波均勝電子(
600699)も安かった。半面、平安銀行(
000001)や巨人網絡集団(
002558)、曙光信息産業(
603019)などが買われた。
上海B株指数は0.07%安の258.80ポイント、深センB株指数は0.32%高の1196.97ポイント。