中国の検索エンジン最大手、百度（09888）が早ければ年内にもシンガポールとマレーシアで自動運転タクシー「蘿蔔快ホウ（Apollo Go）」のサービス開始を計画しているようだ。Apollo Goは現在、提携パートナーの候補と協議を進めており、両市場に適したビジネスモデルを模索している。『信報』が20日、外電を引用して伝えた。

　自動運転タクシーを巡っては、百度の李彦宏会長が移動サービス事業者や地元タクシー会社などと提携し、アセットライト方式を採用したい考えを明らかにしていた。一方、Apollo Goのほか、文遠知行や小馬智行など自動運転技術を手掛ける中国企業も中東や欧州、東南アジアなどへの進出を進めている。

　百度の株価は日本時間午後2時35分現在、前日比0.55％高の82.60HKドルで推移している。