新興電気自動車メーカーの蔚来集団(
09866)のサブブランド「楽道(ONVO)」が、配車アプリ最大手の滴滴出行と業務提携したとネットメディアで伝わったことについて、蔚来集団は4日「誤解がある。区域会社による自動車セールス戦術にすぎない」と否定した。『第一財経』が5日伝えた。
業務提携報道のきっかけになったのは、ネットメディアを通じて情報発信する「自媒体(セルフメディア)」と呼ばれるアカウントが最近投稿した短編動画。「楽道汽車納車式典」の様子が撮影されており、滴滴出行の高級車サービス「滴滴専車」を運営する蘇州の会社が法人向けリース車両に「楽道L60」を加えたと報じている。
ただ、蔚来集団は「滴滴と契約して配車サービスを運営している会社の責任者が、個人的な交友関係を通じて数台を試験的にプレミアム配車サービスに投入したようだ」と説明した。一方、蔚来集団の共同創業者である秦力洪氏は、「もし楽道が高級車の配車市場に参入できるなら、楽道L60(楽道ブランドの第1弾モデル)にとって悪い話ではない。BMWやベンツはこの市場で稼働している」と語った。