4日の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。終値は前日比0.60%高の23654.03ポイントだった。中国企業指数は0.67%高の8576.75ポイント。メインボードの売買代金は概算で2126億8000万HKドル。
ハンセン指数は小安く寄り付いた直後にプラス圏へ浮上し、朝方に上げ幅を拡大。前日の米株式相場がハイテク株を中心に上昇した流れを引き継いだ。中国と米国の首脳協議が週内にも開かれ、貿易交渉が進展するとの期待も支えとなった。もっとも、トランプ米政権による鉄鋼・アルミニウムに対する追加関税が4日に発動されることもあって、買い一巡後はハンセン指数が伸び悩んだ。セクター別では医療・ヘルスケア、素材、エネルギーが上げ、コングロマリットが下げた。
ハンセン指数構成銘柄では、製薬の石薬集団(
01093)、中国生物製薬(
01177)、翰森製薬(
03692)、医薬品受託開発の無錫薬明康徳新薬開発(
02359)と薬明生物技術(
02269)がそろって上昇した。生活アプリ運営の美団(
03690)も大きく買われた。自動車メーカーの吉利汽車(
00175)、電動工具の創科実業(
00669)、不動産開発の龍湖集団(
00960)は続伸した。半面、オンライン旅行会社のトリップ・ドットコム(
09961)が4%近く下落。通信キャリアのチャイナ・ユニコム(
00762)、ニット衣料大手の申洲国際集団(
02313)は反落した。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.57%高の5219.02ポイントと続伸。自動運転技術の地平線機器人(
09660)、新興電気自動車メーカーの小鵬汽車(
09868)、オンライン読書サービスの閲文集団(
00772)が続伸した。一方、トリップ・ドットコム(
09961)と同業の同程旅行(
00780) 、家電の美的集団(
00300)が安い。