4日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。前場終値は前日比0.72%高の23680.73ポイントだった。中国企業指数は0.87%高の8594.35ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で1190億2000万HKドル。
ハンセン指数は小安く寄り付いた直後にプラス圏へ浮上し、朝方に上げ幅を拡大。前日の米株式相場がハイテク株を中心に上昇した流れを引き継いだ。中国と米国の首脳協議が週内にも開かれ、貿易交渉が進展するとの期待も支えとなった。もっとも、トランプ米政権による鉄鋼・アルミニウムに対する追加関税が4日に発動されることもあって、買い一巡後はハンセン指数が伸び悩んだ。
個別では、製薬の石薬集団(
01093)、中国生物製薬(
01177)、翰森製薬(
03692)、医薬品受託開発の無錫薬明康徳新薬開発(
02359)と薬明生物技術(
02269)がそろって上昇した。生活アプリ運営の美団(
03690)も大きく買われた。自動車株の吉利汽車(
00175)、不動産株の龍湖集団(
00960)は続伸した。半面、オンライン旅行会社のトリップ・ドットコム(
09961)が大幅に反落。香港不動産株のLink REIT(
00823)、恒基兆業地産(
00012)、新鴻基地産(
00016)も下げた。