2025-06-03 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:3日ぶり反発、米中首脳協議への期待が支え 理想汽車が6%超高
3日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3営業日ぶりに反発。前場終値は前日比1.13%高の23420.36ポイントだった。中国企業指数は1.28%高の8466.37ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で1156億2000万HKドル。
ハンセン指数はプラス圏で堅調に推移した。ホワイトハウス報道官がトランプ米大統領と中国の習近平国家主席が今週中にも協議する可能性が高いと述べたことを受け、米中貿易交渉の進展期待から買いが広がった。一方、中国メディアの財新が3日発表した2025年5月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は48.3と、市場予想の50.6を下回った。前月比2.1ポイント低下し、24年9月以来8カ月ぶりに50を割り込んだ。
個別では、ゴールドマン・サックスが目標株価を引き上げた理想汽車(
02015)が6%超上昇したほか、中国工商銀行(
01398)や中国建設銀行(
00939)、招商銀行(
03968)など銀行株も高かった。半面、快手科技(
01024)やサンズ・チャイナ(
01928)、康師傅控股(
00322)などが売られた。