29日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。前場終値は前日比0.64%高の23407.96ポイントだった。中国企業指数は0.68%高の8500.93ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で1109億2000万HKドル。
ハンセン指数は小安く寄り付いた後、ほどなくプラス圏に浮上した。中国製造業購買担当者景気指数(PMI)の発表を週末に控えて様子見ムードは強いものの、米国際貿易裁判所が28日、トランプ米大統領が「解放の日」に公表した関税措置は大統領の権限を逸脱しているとし、違法の判断を下したことが好感された。
個別では、美団(
03690)が5%近く上昇して指数を押し上げたほか、薬明生物技術(
02269)や無錫薬明康徳新薬開発(
02359)、申洲国際集団(
02313)の上昇も目立った。衆安在線財産保険(
06060)は25%高と急騰した。半面、チャイナ・ユニコム(
00762)や万洲国際(
00288)、中国神華能源(
01088)が売られた。