2025-05-29 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:6日ぶり反発、米国際貿易裁判所がトランプ関税を差し止め
29日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は6営業日ぶりに反発。前場終値は前日比0.72%高の3363.97ポイントだった。深セン成分指数は1.12%高の10115.13ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で7436億7700万元だった。
上海総合指数は小高く寄り付いた後、序盤はマイナス圏に沈む場面もあったが、その後はもみ合いながら上げ幅を拡大した。米国際貿易裁判所は28日、トランプ大統領が4月2日に公表した相互関税などが違法と判断し、差し止めを命じた。貿易戦争が収束に向かう期待が買いを支えたもよう。
セクター別では、自動車が全面高。コンピューター設備、ソフトウエア開発、バイオ製品なども高い。半面、貴金属が全面安となったほか、宝飾品、食品・飲料、美容・ケアなどが売られた。
上海B株指数は0.81%高の260.33ポイント、深センB株指数は0.25%高の1201.53ポイントだった。