2025-05-28 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:5日ぶり小反発、方向感とぼしく 買い戻しが支え
28日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は5営業日ぶりに小反発。前場終値は前日比0.07%高の3342.93ポイントだった。深セン成分指数は0.04%安の10025.31ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で6523億8700万元だった。
上海総合指数は方向感に乏しく、前日終値を挟んだ狭いレンジでもみ合った。指数が約3週間ぶりの安値圏で推移しているとあって、買い戻しが下値を支えた。ただ、トランプ米政権が貿易相手国と進める関税交渉を巡り先行き不透明感が根強いほか、5月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)の発表を週末に控えており、積極的にリスクを取る動きは限られた。
セクター別では、宝飾品、造船、物流、電源設備などが高い。半面、医療サービス、製紙、教育、化学肥料などが売られている。
上海B株指数は1.01%高の259.48ポイント、深センB株指数は0.21%高の1192.75ポイントだった。