週明け26日の香港株式市場で、ハンセン指数は反落。終値は前営業日比1.35%安の23282.33ポイントだった。中国企業指数は1.70%安の8437.64ポイント。メインボードの売買代金は概算で2235億2000HKドル。
ハンセン指数は安く寄り付き、序盤は10日移動平均線(大引け時点て23481.70ポイント)付近でもみ合い。その後はじりじりと下げ幅を広げ、結局この日の安値圏で終えた。トランプ米政権と貿易相手国の関税交渉を巡る先行き不透明感が再び意識され、前週末の米株式相場が下落した流れを引き継いだ。自動車株の大幅下落も相場の重荷となった。業界大手のBYD(
01211)が値引き販売を始めたと伝わり、収益悪化を懸念する売りが出たもよう。セクター別では一般消費財、医療・ヘルスケア、情報技術が下げた半面、通信が上げた。
ハンセン指数構成銘柄では、自動車メーカーのBYD(
01211)、吉利汽車(
00175)、理想汽車(
02015)、自動車販売の中升集団(
00881)がそろって大幅に反落した。BYD 子会社のBYDエレクトロニック(
00285)、スマートフォン大手の小米集団(
01810)も安い。2025年1−3月期決算をこの日発表する美団(
03690)の下げが目立った。半面、ボトル入り飲料水大手の農夫山泉(
09633)と電力株の華潤電力控股(
00836)、ガラス大手の信義ガラス(
00868)が反発。カジノ株の銀河娯楽(
00027)とサンズ・チャイナ(
01928)も買われた。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は1.70%安の5157.65ポイントと3営業日続落。自動運転技術の地平線機器人(
09660)、新興電気自動車メーカーの小鵬汽車(
09868)と蔚来集団(
09866)が売られた。一方、前日大引け後に25年1−3月期決算を発表した同程旅行(
00780) が4%超上昇。音楽配信のテンセント・ミュージック(
01698)も高い。