週明け26日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日続落。終値は前営業日比0.05%安の3346.84ポイントだった。深セン成分指数は0.41%安の10091.16ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆99億6100万元だった。
上海総合指数は安寄り後ほどなくプラス圏に浮上したが、中盤以降はマイナス圏で軟調に推移。終盤に下げ幅を縮小したが、前週末終値をわずかに下回ってこの日の取引を終えた。中国当局による追加の景気対策への期待は強いものの、前週末の米株安が嫌気されたほか、米国の関税政策を巡る不透明感は強く、相場の重しとなった。セクター別では、自動車や製薬、漢方薬が売られた半面、ゲームや電源設備、航空・空港運営などが買われた。
A株市場では、BYD(
002594)が大きく下げたほか、上海汽車集団(
600104)や広州汽車集団(
601238)も売られた。BYDが大規模な値引き販売を始めたと伝わり、価格競争の激化が懸念された。華東医薬(
000963)や海信家電集団(
000921)も安い。半面、奥飛娯楽(
002292)や巨人網絡集団(
002558)、中国国際航空(
601111)や中国東方航空(
600115)が買われた。
上海B株指数は0.94%安の259.55ポイント、深センB株指数は0.48%安の1190.81ポイント。