週明け26日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反落。前場終値は前営業日比1.00%安の23366.06ポイントだった。中国企業指数は1.27%安の8474.69ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で1277億HKドル。
ハンセン指数は安く寄り付き、次第に下げ幅を拡大。10日移動平均線(前引け時点で23490.07ポイント)を割り込んで前場の取引を終えた。トランプ米政権と貿易相手国の関税交渉を巡る先行き不透明感が再び意識され、前週末の米株式相場が下落した流れを引き継いだ。自動車株の大幅下落も相場の重荷となった。業界大手のBYD(
01211)が値引き販売を始めたと伝わり、収益悪化を懸念する売りが出たもよう。
個別では、自動車メーカーのBYD、吉利汽車(
00175)、理想汽車(
02015)、自動車販売の中升集団(
00881)がそろって反落した。BYD 子会社のBYDエレクトロニック(
00285)も安い。2025年1−3月期決算をきょう発表する美団(
03690)が売られた。半面、電力株の華潤電力控股(
00836)、カジノ株の銀河娯楽(
00027)とサンズ・チャイナ(
01928)が買われた。