22日の中国本土株式市場で、上海総合指数は4日ぶりに反落。終値は前日比0.22%安の3380.19ポイントだった。深セン成分指数は0.72%安の10219.62ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆1026億9000万元だった。
上海総合指数は総じてマイナス圏でもみ合った。中盤までは小幅ながらプラス圏に浮上する場面もあったが、勢いは続かなかった。前日まで3日続伸し、今月14日以来、1週間ぶりの高値で終えた後とあって、利益確定売りが重荷となった。もっとも、中国当局による景気刺激策への期待が根強く、下値は限られた。
セクター別では、建設コンサルティングと自動車サービスが全面安。バッテリー、非金属素材、美容・ケアなども安い。半面、銀行、保険が買われた。
A株市場では、前日に高かった車載電池メーカーの国軒高科(
002074)、自動車部品メーカーの寧波均勝電子(
600699)が反落。リチウム電池材料メーカーの寧波杉杉(
600884)が続落。小売チェーン運営の永輝超市(
601933)、環境関連の東江環保(
002672)、太陽光発電設備の晶澳太陽能科技(
002459)、石炭化学工業の
寧夏宝豊能源集団(
600989)などの下げが目立った。半面、中堅銀行の中信銀行(
601998)、送配電用機器の思源電気(
002028)、バスメーカーの鄭州宇通客車(
600066)、ゲーム関連の奥飛娯楽(
002292)などが買いを集めた。
上海B株指数は0.04%安の260.84ポイント、深センB株指数は0.08%安の1199.10ポイントだった。