米サンズ社のマカオ子会社、サンズ・チャイナ(
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IR施設の来客数が増え、カジノとカジノ以外の事業がともに売り上げを伸ばしたことで、純利益が前年の1.5倍に達した。調整済みEBITDAは前年比5%増の23億2900万米ドルで、カジノ5カ所のうち「サンズ・マカオ」を除く4カ所がそろって増益となった。カジノ売り上げは53億4600万米ドルと10%増加。テーブルゲームとスロットマシンの稼働拡大が貢献した。ただ、カジノ収益の指標となるローリングチップ勝率とスロット保有率は低下した。
25年1−3月期決算(米国会計基準)は純利益が前年同期比32%減の前年同期の2億9700万米ドル、売上高が3%減の17億米ドル。調整済みEBITDAは12%減の5億3500万米ドルだった。12億米ドルを投じる「ロンドナー・マカオ」第2期は25年に完成の見通し。