20日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は4営業日ぶりに反発。前場終値は前日比1.29%高の23634.21ポイントだった。中国企業指数は1.30%高の8570.81ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で1211億3000万HKドル。
ハンセン指数は高く寄り付くと、もみ合いながら上げ幅を拡大した。米債券市場で長期金利の上昇が一服したことが好感されたほか、きょう発表された中国の最優遇貸出金利(LPR、ローンプライムレート)が7カ月ぶりに引き下げられたことも買いを支えた。
個別では、製薬関連の翰森製薬(
03692)、石薬集団(
01093)、中国生物製薬(
01177)、無錫薬明康徳新薬開発(
02359)、薬明生物技術(
02269)がそろって大幅高。医薬品ネット通販の京東健康(
06618)、ネット通販大手のJDドットコム(
09618)、スマートフォン大手の小米集団(
01810)なども高い。半面、決算発表を終えた阿里健康(
00241)とトリップ・ドットコム(
09961)、ニット衣料大手の申洲国際集団(
02313)、スポーツ用品の安踏体育用品(
02020)などが下げた。
きょう香港証券取引所・メインボードに上場した世界最大の車載電池メーカー、寧徳時代新能源科技(
03750)は公開価格比16.96%高の307.60HKドルで前場の取引を終えた。