2025-05-20 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:続伸、LPRの7カ月ぶり引き下げが支え
20日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。前場終値は前日比0.38%高の3380.45ポイントだった。深セン成分指数は0.79%高の10251.90ポイントと4営業日ぶりに反発。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で7266億7900万元だった。
上海総合指数はプラス圏の狭いレンジでもみ合った後、前引けにかけて上げ幅を広げ、前場の高値圏で引けた。寄り付き前に発表された最優遇貸出金利(LPR、ローンプライムレート)の7カ月ぶり引き下げを受けた買いが支えとなった。ただ、7日に中国人民銀行(中央銀行)の潘功勝行長が0.1%引き下げの見通しを明らかにしていただけに、想定内との見方もあったもよう。
セクター別では、宝飾品が全面高のほか、美容・ケア、医薬品、食品・飲料、製紙・印刷が高い。半面、前日買われた港湾・海運、化学繊維、不動産開発が下落。航空・宇宙や石炭も売られた。
上海B株指数は0.02%高の259.66ポイント、深センB株指数は0.18%高の1192.15ポイント。