20日の香港市場でハンセン指数は反発して始まった。米長期金利の上昇が一服したことを好感。付け会社ムーディーズ・レーティングスは先週末、米国債の信用格付けを「Aaa」から「Aa1」に1段階引き下げたことを受け、米債券市場で長期金利が一時上昇し、米10年債利回りは4.56%とおよそ1カ月ぶりの高水準を付けたものの、その後は徐々に上げ幅を縮め、4.4%台半ばで終えた。
指数は日本時間午前10時35分現在、前日比0.62%高の23477.90ポイントで推移している。個別では、製薬の石薬集団(
01093)、中国生物製薬(
01177)、翰森製薬(
03692)、スマートフォン大手の小米集団(
01810)などが高い。半面、決算発表を終えたトリップ・ドットコム(
09961)と阿里健康(
00241)や、宝飾品大手の周大福珠宝(
01929)などが売られている。
きょう香港証券取引所・メインボードに上場した世界最大の車載電池メーカー、寧徳時代新能源科技(
03750)の初値は296.00HKドルとなり、公開価格を12.5%上回った。