2025-05-19 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:3日続落、ほぼマイナス圏で推移 バッテリー素材株が全面安
週明け19日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日続落。前場終値は前営業日比0.09%安の3364.44ポイントだった。深セン成分指数は0.36%安の10142.78ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で7075億4600万元だった。
上海総合指数はほぼマイナス圏で軟調に推移した。中国政府による景気対策への期待は強いものの、中国政府が日米欧などのポリアセタール樹脂に反ダンピング関税を課すと発表したことを受け、貿易摩擦懸念がやや強まった。一方、午前に発表された4月の主要経済指標はまちまち。鉱工業生産が予想を上回った半面、小売売上高と固定資産投資はいずれも予想を下回った。セクター別では、バッテリー素材が全面安となったほか、製薬や電機も売られた。半面、海運・港湾が全面高。不動産サービスや不動産開発も買われた。
上海B株指数は0.24%高の259.94ポイント、深センB株指数は0.38%安の1190.57ポイントだった。