16日前場の香港市場で、ハンセン指数は続落。前場終値は前日比0.81%安の23262.80ポイントだった。中国企業指数は0.83%安の8438.82ポイント。メインボードの半日の売買代金は概算で1076億4000万HKドル。
ハンセン指数はマイナス圏の狭いレンジでもみ合い。アリババ集団(
09988)が前日大引け後に発表した2025年1−3月期決算が市場予想から下振れし、大型ネット株が売られて相場の重荷となった。15日の米株式市場でハイテク株主体のナスダック総合株価指数が下落したことも地合いの悪化につながった。
個別では、中国ネット通販大手のアリババ集団が5%超下げたほか、同業のJDドットコム(
09618)、生活アプリ運営の美団(
03690)がそろって下落した。香港地場銀行のハンセン銀行(
00011)、太陽光パネル用ガラスの信義光能(
00968)、火鍋チェーンの海底撈国際(
06862)は続落した。一方、前日大引け後に2025年1−3月期決算を発表したネットイース(
09999)が13%超上昇した。医薬品株の石薬集団(
01093)、中国生物製薬(
01177)、翰森製薬(
03692)は大幅に反発。新エネルギー車のBYD(
01211)、理想汽車(
02015)も買われた。