16日の香港市場でハンセン指数は続落して始まった。前日のNY市場で、米国と中国の関税引き下げを背景に上昇してきたハイテク株に利益確定売りが強まり、香港市場でも地合いが悪化。中国ネット通販大手のアリババ集団(
09988)の下落が重荷となっている。
指数は日本時間午前10時43現在、前日比0.80%安の23265.94ポイントで推移している。個別では、アリババ集団が大幅に続落。前日大引け後に発表した2025年1−3月期の調整後純利益が市場予想を下回り、失望売りが出た。同社子会社の阿里健康(
00241)やネット株のJDドットコム(
09618)、美団(
03690)、百度(
09888)も安い。半面、25年1−3月期純利益が予想を上回ったネットイース(
09999)が大きく買われている。自動車株の吉利汽車(
00175)、スマートフォン大手の小米集団(
01810)も上昇。