14日の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。終値は前日比2.30%高の23640.65ポイントだった。中国企業指数は2.47%高の8593.07ポイント。メインボードの売買代金は概算で2228億4000万HKドル。
ハンセン指数は高く寄り付いた後に次第に上げ幅を広げ、終値ベースで3月24日以来およそ1カ月半ぶりの高値を付けた。前日の米株式相場がハイテク株を中心に上昇したほか、この日は安く始まった中国本土市場の主要株価指数が上げに転じて引け、投資家心理が強気に傾いたもよう。米国と中国の関税引き下げ実施が好感されたほか、四半期業績を手掛かりとする個別物色も活発だった。
ハンセン指数構成銘柄では、後場に入って保険株のAIAグループ(
01299)、中国人寿保険(
02628)、中国平安保険(
02318)が一段高となり相場を押し上げた。海運大手の東方海外(
00316)は大幅に続伸。前日大引け後に2025年1−3月期決算を発表したJDドットコム(
09618)と子会社の京東健康(
06618)も高い。前日安かった新エネルギー車大手の理想汽車(
02015)、BYD(
01211)が買い直された。一方、不動産投資信託のLink REIT(
00823)、香港公益株の中電控股(
00002)とホンコン・チャイナガス(
00003)が売られた。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は2.13%高の5381.78ポイントと反発した。25年1−3月期決算を前日発表したテンセント・ミュージック(
01698)が13.39%高。ほかに京東健康、理想汽車、小鵬汽車(
09868)が上昇率上位だった。半面、家電大手の美的集団(
00300)が続落した。