2025-05-13 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:9日ぶり反落、安寄り後に下げ幅拡大 利益確定売りが優勢
13日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は9営業日ぶりに反落。前場終値は前日比1.67%安の23156.89ポイントだった。中国企業指数は1.78%安の8407.28ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で1332億4000万HKドル。
ハンセン指数は安く寄り付いた後、じりじりと下げ幅を拡大した。米中が互いに課した追加関税を大幅に引き下げることで合意し、米中貿易摩擦の激化で経済が大きく悪化する懸念が後退しているものの、ハンセン指数は前日まで8営業日続伸して「相互関税」が発表される前の水準まで戻した。今後の米中協議に課題も残るとみられており、イベント通過後の一服感から利益確定売りが優勢だった。
個別では、スマートフォン部品関連の舜宇光学科技(
02382)、BYDエレクトロニック(
00285)、半導体受託開発のSMIC(
00981)、スマホ大手の小米集団(
01810)、新興新エネルギー自動車メーカーの理想汽車(
02015)の下げがきつい。大型ネット株の美団(
03690)、アリババ集団(
09988)、テンセント(
00700)なども売られ、指数を押し下げた。半面、前日に安かった製薬株の翰森製薬(
03692)と石薬集団(
01093)が反発、ビールメーカーのバドワイザーAPAC(
01876)、海運会社の東方海外(
00316)、本土銀行株の中国工商銀行(
01398)、中国銀行(
03988)などが買いを集めた。