2025-04-30 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:小幅に4日続落、連休前に持ち高調整の売り
30日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅に4営業日続落。前場終値は前日比0.08%安の3283.97ポイントだった。深セン成分指数は0.73%高の9921.88ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で7140億4900万元だった。
上海総合指数は総じてマイナス圏でもみ合った。序盤はプラス圏に浮上する場面もあったが、勢いは続かなかった。トランプ米政権と中国の関税交渉が不透明ななか、翌日からメーデーの大型連休が始まるとあって、持ち高調整の売りが重荷となった。なお、午前中に国家統計局が発表した4月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.0となり、市場コンセンサス予想(49.8)を下回った一方、財新発表は50.4%と予想(49.8)から上振れた。
セクター別では、銀行、電力、海運・港湾運営、観光・ホテルなどが安い。半面、消費者向け電子製品、ソフトウエア開発、インターネットサービス、自動車部品などが買われた。
上海B株指数は0.4%高の253.24ポイント、深センB株指数は0.01ポイント安の1166.35ポイント。