中国の家電大手、美的集団(
00300)は29日大引け後、サプライチェーン物流事業子会社の安得智聯供応鏈科技を香港市場に分離上場する方針を発表した。新たにH株を発行して香港市場メインボードに上場する計画を同日の取締役会で決めた。分離上場後も安得智聯供応鏈科技は美的集団の子会社にとどまる見通し。計画の実施には株主総会での承認が必要となる。
具体的な新規株式公開(IPO)の時期は資本市場の状況や関連当局の認可に基づいて決定する。H株の発行規模の上限はオーバーアロットメントオプション行使前の増資後株式発行数の20%。引受幹事がH株発行規模の15%に相当する新株の追加割り当てを求める権利(オーバーアロットメントオプション)を持つ。
美的集団は中国本土で発行した安得智聯供応鏈科技の未上場株を分離上場前または分離上場後にH株へ転換する方針を示した。中国証券監督管理委員会に認可を申請する。