2025-04-29 |
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本土前引け:3日続落、安寄り後プラス圏浮上も勢い続かず 保険株が全面安
29日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日続落。前場終値は前日比0.03%安の3287.45ポイントだった。深セン成分指数は0.09%高の9863.90ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で6457億4100万元だった。
上海総合指数は安寄り後、ほどなくプラス圏に浮上したが、勢いは続かず、再びマイナス圏に沈んで前場の取引を終えた。中国政府が打ち出す景気対策への期待感は強いものの、貿易問題に大きな進展が無く、米国の関税政策を巡る不透明感が依然として強い中、5月1日からはメーデーの大型連休が始まるとあって、持ち高調整の動きが相場の重しとなった。セクター別では、保険が全面安となったほか、電力や海運・港湾も売られた。半面、美容やプラスチック製品、自動車部品などが買われた。
上海B株指数は0.65%高の252.30ポイント、深センB株指数は0.39%安の1171.61ポイントだった。