25日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。前場終値は前日比1.36%高の22206.82ポイントだった。中国企業指数は1.29%高の8160.89ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で1163億6000万HKドル。
指数は始値で心理的節目の22000ポイントを超え、序盤に上げ幅を拡大。トランプ米政権が関税を巡って中国への強硬姿勢を緩和し始めたとの見方から、前日の米株式相場が大幅に続伸した流れを引き継いだ。中国本土市場で不動産株が買いを集め、香港市場でも同セクターが連れ高した。
個別では、中国本土系の不動産株の上昇が目立ち、龍湖集団(
00960)、華潤置地(
01109)、中国海外発展(
00688)が大きく買われた。パソコン大手のレノボグループ(
00992)、カジノ運営のサンズ・チャイナ(
01928)、太陽光パネル用ガラスの信義光能(
00968)は大幅に反発。「文心」大規模言語モデル(LLM)の最新版をきょう発表した百度(
09888)も高い。半面、前日大引け後に2025年1−3月期の小売売上高を発表した周大福珠宝(
01929)が大幅安。半導体ファウンドリーのSMIC(
00981)は続落した。