2025-04-25 |
米国/マーケット/証券 |
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NY市況(24日):ダウ486米ドル高と3日続伸、メガキャップが大幅高
24日のNY株式相場は大幅続伸。貿易問題の進展期待を背景にメガキャップを中心に買い戻しの動きが続いた。前日にトランプ米大統領が中国に対してより穏健な姿勢で臨む用意があるとし、現在145%の対中関税が大幅に下がることを示唆したほか、この日はスコット・べッセント財務長官が韓国との間で早ければ来週にも理解に基づく合意に達する可能性があるとした。ただ、中国側は米中間の交渉は行われていないとした。
前日までに2日続伸したダウ平均は軟調にスタートしたが、終盤に551米ドル高まで上昇し、486.83米ドル高(+1.23%)で終了。S&P500とナスダック総合もそれぞれ2.03%高、2.74%高で終了し、主要3指数がそろって大幅に3日続伸した。
S&P500の11セクターは生活必需品(-0.96%)を除く10セクターが上昇。ITが3.54%高となったほか、コミュニケーション、一般消費財、資本財、素材が2%超上昇し、エネルギー、ヘルスケア、金融も1%超上昇した。センチメントは改善。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の28.45ポイントから26.47ポイントへと3日連続で低下した。
メガキャップは軒並み大幅高。エヌビディア、マイクロソフト、アマゾン・ドット・コム、テスラがそろって3%超上昇したほか、引け後に決算を発表するアルファベットが2.53%高となり、時価総額最大のアップルも1.84%上昇した。半導体株はエヌビディアのほか、マイクロチップ・テクノロジーが12.38%高、オン・セミコンダクターが9.12%高、インテルが4.37%高、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)が3.45%高となり、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は5.63%%高と大幅に3日続伸した。
引け後に決算を発表したアルファベットは売上高と利益が予想を上回り、株価は時間外で約5%上昇。一方、弱い第2四半期見通しが嫌気されたインテルが時間外で5%超下落した。