BYD(
01211/
002594)は22日、10株につき39.74元の現金配当に加え、新たに10株につき8株の株式配当、10株につき12株の無償増資を実施する計画を発表した。
今回の株式配当および無償増資の実施は、24年度の株主総会の承認を経て正式に決定される。BYDは業績の拡大を受けて、投資家への還元と株主構成の最適化を図ると説明。純利益は3年連続で増加しており、24年は前年比34%増の402億5400万元、1株当たり利益(EPS)は13.84元だった。無償増資と株式配当実施により発行済み株式数は30億3900万株から91億1700万株に増加する見通し。
同社H株の株価は好調な業績を背景に直近1年で約9割上昇。取引単位が500株のため、22日時点でH株の最低売買価格は約345万5500円(日本円換算)となっている。発行済み株式数が3倍に増えることで理論株価が3分の1となり、理論的に115万1800円程度で取引できることになる。投資のハードルが下がることで流動性の向上が見込まれる。