週明け21日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。終値は前営業日比0.45%高の3291.43ポイントだった。深セン成分指数は1.27%高の9905.53ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆414億500万元だった。
上海総合指数は安く寄り付いた後、ほどなくプラス圏に浮上すると、序盤に一気に上げ幅を拡大し、心理的節目の3300ポイントまであと一歩に迫る場面もあった。18日の国務院常務会議で株式市場と不動産市場の安定維持の方針が確認されたことなどが好感された。ただ、聖金曜日(グッドフライデー)で前週末の米国市場が休場だったほか、香港はきょうまで休場となっており、手掛かり材料に乏しく、中盤以降は上値の重さが目立った。セクター別では、貴金属が全面高となったほか、インターネットサービスや採掘も買われた。半面、銀行や海運・港湾、酒造などが売られた。
A株市場では、金相場が過去最高値を更新したことを受け、紫金鉱業集団(
601899)や中金黄金(
600489)などが買われた。海能達通信(
002583)がストップ高を付けたほか、寧波均勝電子(
600699)や浙江三花智能控制(
002050)の上昇も目立った。半面、長春高新技術産業(
000661)や上海浦東発展銀行(
600000)が売られたほか、不動産大手の万科企業(
000002)や保利発展控股集団(
600048)も安かった。
上海B株指数は1.33%安の255.79ポイント、深センB株指数は0.12%高の1176.78ポイント。