2025-03-12 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:反落、バッテリー素材などに売り 様子見気分も
12日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。前場終値は前日比0.14%安の3375.17ポイントだった。深セン成分指数は0.02%高の10863.06ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で1兆41億6100万元だった。
上海総合指数は高く寄り付いた後、序盤は前日終値を挟んだ一進一退の展開だったが、その後はマイナス圏でもみ合った。中国政府の景気対策への期待が根強いものの、「トランプ関税」を巡る不透明感や、米中貿易摩擦の激化への懸念などが引き続き重荷。米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として重視する物価統計の発表を前に、様子見気分も漂った。
セクター別では、バッテリー素材が全面安。バイオ製品、航空・空港運営、電子化学品、酒造なども安い。半面、電源設備、ゲーム、文化・メディア、通信サービスなどが買われた。
上海B株指数は0.02%高の267.18ポイント、深センB株指数は0.21%高の1209.43ポイント。