14日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。終値は前日比0.43%高の3346.72ポイントだった。深セン成分指数は1.16%高の10749.46ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆7150億300万元だった。
上海総合指数はマイナス圏に沈む場面もあったが、大引けにかけて上げ幅を拡大すると、終値で昨年12月31日以来、約1カ月半ぶりの高値を付けた。トランプ米大統領が相互関税の導入意向を示したものの、即時発効が見送られたことなどが好感されたが、最近の上昇を受けて利益確定の売りも広がり、相場の重しとなった。セクター別では、医療サービスや医療器械、ソフトウエア開発などが買われた半面、不動産開発や不動産サービス、小売りなどが売られた。
A株市場では、江蘇恒立液圧(
601100)がストップ高を付けたほか、紫光(
000938)や巨人網絡集団(
002558)なども高かった。BYD(
002594)も買われた。半面、海能達通信(
002583)が大幅安。万達電影(
002739)や万科企業(
000002)、万華化学集団(
600309)も売られた。
上海B株指数は0.23%高の267.14ポイント、深センB株指数は0.70%高の1224.35ポイント。