14日前場の香港市場で、ハンセン指数は反発。前場終値は前日比2.24%高の22303.80ポイントだった。中国企業指数は2.44%高の8197.90ポイント。メインボードの半日の売買代金は概算で1637億5000万HKドル。
ハンセン指数は始値で心理的節目の22000ポイントを上抜け、その後も次第に上げ幅を拡大。トランプ米大統領が13日に相互関税の導入を指示する覚書に署名したものの、即時の関税発動を見送ったことで貿易摩擦への警戒感が和らいだ。前日に米株式相場が上昇し、米長期金利が低下したことで投資家が運用リスクを取りやすくなった。
個別では、大型ネット株のテンセント(
00700)と美団(
03690)が買われ、相場の上昇を主導。医薬品ネット通販の阿里健康(
00241)と京東健康(
06618)、医薬品受託開発の薬明生物技術(
02269)と無錫薬明康徳新薬開発(
02359)がそろって大幅高となった。中国新エネルギー車大手のBYD(
01211)、宝飾品販売の周大福珠宝(
01929)は反発した。半面、中国半導体ファウンドリーのSMIC(
00981)、豚肉大手の万洲国際(
00288)、オンラインゲームのネットイース(
09999)が下落した。