14日の香港株式市場で、ハンセン指数は5営業日続落。終値は前日比1.96%安の19435.81ポイントだった。中国企業指数は2.21%安の6973.08ポイント。メインボードの売買代金は概算で1732億6000万HKドル。
ハンセン指数はほぼ終日マイナス圏で軟調に推移し、徐々に下げ幅を拡大すると、終値は9月25日以来、約1カ月半ぶり安値を連日で更新した。四半期決算などを材料に個別物色する動きもみられたが、米中関係の悪化懸念が引き続き相場の重しとなったほか、15日に小売売上高や鉱工業生産など中国の主要経済指標の発表が控えており、様子見ムードも強まった。
ハンセン指数構成銘柄では、JDドットコム(
09618)や美団(
03690)、アリババ集団(
09988)が売られて指数を押し下げたほか、無錫薬明康徳新薬開発(
02359)や中升集団(
00881)、龍湖集団(
00960)の下落も目立った。金先物価格の下落を受けて紫金鉱業集団(
02899)も売られた。半面、翰森製薬(
03692)や電能実業(
00006)が買われた。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は3.08%安の4318.32ポイント。センスタイム(
00020)を除いたその他の構成銘柄がすべて下落し、華虹半導体(
01347)や小鵬汽車(
09868)、東方甄選(
01797)が下落率上位だった。