ゴールドマン・サックスは最新リポートで、中国のインターネットサービス大手、テンセント(
00700)の目標株価を521HKドルから542HKドルに4%引き上げた。投資判断は「買い」に維持している。『インフォキャスト』が14日伝えた。
ゴールドマンはテンセントについて、将来的に利益率の拡張ペースは鈍化が予想されるものの、ゲームや広告、電子商取引、人工知能(AI)の成長や持続的なコスト抑制が業績を支えるとし、2024−25年の売上高はそれぞれ8%増、9%増、EPSはそれぞれ41%増、14%増になると予想した。
ゴールドマンは、テンセントが24年7−9月期決算を発表した後、24年売上高予想を0.2%下方修正した一方、2025−26年の売上高予想をそれぞれ0.9%、0.8%上方修正。2024−26年の純利益予想を2−3%上方修正した。厳しいマクロ環境が続くものの、テンセントは中国のネットサービス大手各社の中で利益成長が最も明らかで、持続可能な企業と評価した。
テンセントの株価は日本時間午後0時23分現在、前日比1.73%高の410.80HKドルで推移している。