週明け4日の香港市場で、ハンセン指数は続伸。終値は前営業日比0.30%高の20567.52ポイントだった。中国企業指数は0.34%高の7367.65ポイント。メインボードの売買代金は概算で1162億3000万HKドル。
ハンセン指数は総じてプラス圏でもみ合ったが、小幅ながらマイナス圏に沈む場面もあった。中国当局による追加の景気刺激策への期待が根強いものの、今週は米大統領選挙や、米連邦公開市場委員会(FOMC)、中国の全国人民代表大会(全人代)常務委員会など、国内外の重要インベントがあるだけに、様子見気分が広がり、上値の重さが目立った。
ハンセン指数構成銘柄では、オンライン旅行大手のトリップ・ドットコム(
09961)が大幅高。中国外交部が新たに韓国など9カ国に対して短期滞在のビザを免除すると発表したことが好感された。10月の販売実績を発表した自動車株の吉利汽車(
00175)、BYD(
01211)、理想汽車(
02015)、ボトル入りウオーター大手の農夫山泉(
09633)、医薬品ネット通販の阿里健康(
00241)なども買いを集めた。半面、自動車ディーラーの中升集団(
00881)、本土不動産関連の中国海外発展(
00688)、華潤万象生活(
01209)、製薬の中国生物製薬(
01177)、石油メジャーのCNOOC(
00883)などが下げた。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は1.08%高の4532.18ポイントと4営業日ぶりに反発。小鵬汽車(
09868)、東方甄選(
01797)、トリップ・ドットコム、快手科技(
01024)が上昇率上位。半面、JDドットコム(
09618)、BYDエレクトロニック(
00285)、京東健康(
06618)などが売られた。