1日前場の香港市場で、ハンセン指数は反発。前場終値は前日比1.57%高の20635.73ポイントだった。中国企業指数は1.82%高の7396.23ポイント。メインボードの半日の売買代金は概算で867億7000万HKドル。
ハンセン指数は次第に上げ幅を広げ、前場の高値圏で引けた。前日は終値ベースで10月17日以来2週間ぶりの安値を連日で更新しただけに、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い直しが先行。中国の景況感の改善も地合いの改善につながった。午前に中国メディアの財新が発表した10月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.3と市場予想から上振れし、前日に中国国家統計局が公表した製造業PMIに続いて景況感の分かれ目となる50を超えた。
個別では、大型ネット株のテンセント(
00700)と美団(
03690)が反発し、相場の上昇を主導。不動産開発の中国海外発展(
00688)、華潤置地(
01109)、龍湖集団(
00960)、恒隆地産(
00101)が高い。海運の東方海外(
00316)、アルミメーカーの中国宏橋(
01378)も買われた。半面、前日大引け後に2024年10−12月期売上高見通しを発表した理想汽車(
02015)や、1−9月期決算が減益となる見通しを明らかにした石薬集団(
01093)が急落した。