2024-10-09 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:続落、朝高後に下げ 21000ポイント割れ
9日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続落。前場終値は前日比1.39%安の20635.11ポイントだった。中国企業指数は1.47%安の7373.63ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で2418億1000万HKドル。
ハンセン指数は高く始まったものの、買い一巡後は下げに転じた。始値で上抜けていた心理的節目の21000ポイントを割り込んで前場の取引を終えた。中国の国慶節連休(1−7日)が明けた後に中国当局が発表した経済政策について、市場が期待していた具体的な追加措置が乏しいとの見方から、前日に続き幅広いセクターで売りが膨らんだ。10日に9月の米消費者物価指数(CPI)、11日に9月の米卸売物価指数(PPI)が発表されるとあって、米連邦準備理事会(FRB)による追加利下げペースを見極めたい投資家は積極的な買いを手控えたもよう。
個別では、中国政府系投資持ち株会社の中国中信(
00267)、医薬品関連の阿里健康(
00241)と石薬集団(
01093)の下げがきつい。不動産株の九龍倉置業地産(
01997)と龍湖集団(
00960)、食品・飲料株のバドワイザーAPAC(
01876)と中国蒙牛乳業(
02319)は大幅に続落した。半面、生活アプリ運営の美団(
03690)、スマートフォン部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)、電力事業の電能実業(
00006)が反発した。