2024-10-09 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:11日ぶりに大幅反落、ほぼ全セクターで売り優勢
9日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は11営業日ぶりに大幅に反落。前場終値は前日比5.30%安の3304.84ポイントだった。深セン成分指数は6.19%安の10783.40ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で1兆9431億8400万元だった。
上海総合指数は安く寄り付いた。序盤は心理的節目の3400ポイントを挟んだ一進一退の展開だったが、節目付近の売り圧力が意識されるとその後は下げ幅を拡大した。前日まで大幅に10営業日続伸した後とあって、利益確定売りが膨らんだ。国家発展改革委員会が前日に開いた記者会見で新たな景気刺激策に関する具体的な発表がなかったことから、期待を高めていた投資家による失望売りも出たようだ。
セクター別では、ゲーム、風力発電設備、医薬品販売、バッテリー素材、保険が全面安となるほど、ほぼ全セクターで売りが優勢だった。
上海B株指数は3.9%安の269.57ポイント、深センB株指数は5.65%安の1206.76ポイントだった。