4日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。前場終値は前日比1.79%高の22509.98ポイントだった。中国企業指数は2.07%高の8077.98ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で1450億5000万HKドル。
ハンセン指数は中東情勢を警戒する売りに押され、安く始まった。ただ、心理的節目の22000ポイントを割り込むと買い直しが入り、朝方にプラス圏へ浮上。中国の景気刺激策に対する期待が根強いほか、個別に材料の出た銘柄が買われ、ハンセン指数を支えた。一時は2日に付けた年初来高値(22667.74ポイント)に接近したが、前引けにかけてやや上げ幅を縮小した。
個別では、前日売られた半導体ファウンドリーのSMIC(
00981)が21.51%高。欧米事業の一部売却を検討中と伝わった薬明生物技術(
02269)と無錫薬明康徳新薬開発(
02359)は急反発した。ガラス大手の信義ガラス(
00868)、中国ネット通販大手のJDドットコム(
09618)、製薬の石薬集団(
01093)も高い。半面、東方海外(
00316)が大幅安。ニット衣料大手の申洲国際集団(
02313)、香港不動産開発の新鴻基地産(
00016)も売られた。