3日の香港株式市場で、ハンセン指数は7営業日ぶりに反落。終値は前日比1.47%安の22113.51ポイントだった。中国企業指数は1.58%安の7914.16ポイント。メインボードの売買代金は概算で3103億4000万HKドル。
ハンセン指数は小高く寄り付いた後、ほどなくマイナス圏に沈むと、心理的節目の22000ポイントを割り、徐々に下げ幅を拡大した。下落率は一時、4%を超える場面もあったが、中盤以降に下げ幅を縮小し、22000ポイントを回復してこの日の取引を終えた。指数は前日まで大幅に6営業日続伸し、終値ベースで2023年1月27日以来およそ1年8カ月ぶりの高値を付けた後とあって、利益確定の売りが相場の重しとなった。また、米雇用統計の発表を4日に控え、様子見ムードも強まった。
ハンセン指数構成銘柄では、新世界発展(
00017)や阿里健康(
00241)、信義光能(
00968)が10%超下げたほか、龍湖集団(
00960)や中升集団(
00881)の下落も目立った。アリババ集団(
09988)やJDドットコム(
09618)も売られて指数を押し下げた。半面、美団(
03690)が4%近く上昇し、一定の支えとなった。招商銀行(
03968)やCNOOC(
00883)も買われた。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は3.46%安の4978.64ポイント。東方甄選(
01797)や阿里健康、小鵬汽車(
09868)が下落率上位だった。