13日の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。終値は前日比0.75%高の17369.09ポイントだった。中国企業指数は0.90%高の6071.52ポイント。メインボードの売買代金は概算で888億7000万HKドル。
ハンセン指数は高く始まり、朝方に上げ幅を拡大。世界の中央銀行が利下げにかじを切ったとの見方から幅広いセクターに買いが入ったもよう。欧州中央銀行(ECB)に続いて米連邦準備理事会(FRB)が18日に政策金利を引き下げる見通しで、他の主要国も金融緩和に動きやすくなるとして投資家心理が強気に傾いた。ただ、ハンセン指数は50日移動平均(大引け時点で17416.14ポイント)を超えると上値が重く、結局は同水準を下回って引けた。
ハンセン指数構成銘柄では、金鉱大手の紫金鉱業集団(
02899)が大幅高。医薬品株の中国生物製薬(
01177)と翰森製薬(
03692)、家電株の海爾智家(
06690)は大きく反発した。不動産開発の龍湖集団(
00960)、不動産管理の華潤万象生活(
01209)、自動車販売の中升集団(
00881)も高い。半面、ビール大手のバドワイザーAPAC(
01876)が大幅に続落した。医薬品ネット通販の阿里健康(
00241)、医薬品受託開発の薬明生物技術(
02269)、衛生用品大手の恒安国際集団(
01044)も売られた。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.13%高の3479.80ポイントと4日続伸。ゲーム・オフィスソフトのキングソフト(
03888)、スマートフォン大手の小米集団(
01810)、パソコン大手のレノボグループ(
00992)が買われた。一方、電気自動車の蔚来集団(
09866)、企業向けクラウドの金蝶国際ソフト(
00268)が続落。