13日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日続落。終値は前日比0.48%安の2704.09ポイントだった。深セン成分指数は0.88%安の7983.55ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で5247億6000万元だった。
上海総合指数は、序盤はプラス圏で推移したものの、中盤は前日終値を挟んでもみ合い、終盤に下げ幅を拡大した。終値は2月5日以来、7カ月超ぶりの安値を連日で更新した。前日の米株高が好感されたほか、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きも広がったが、中国では14日に小売売上高や鉱工業生産など主要経済指標が発表されるとあって様子見ムードは強く、中秋節の連休を前に持ち高調整の売りも相場の重しとなった。セクター別では、バッテリー素材と電源設備が全面安となったほか、電子化学品や医療サービスも売られた。半面、保険や不動産開発、不動産サービス、貴金属などが買われた。
A株市場では、貴州茅台酒(
600519)や宜賓五糧液(
000858)など酒造株が売られたほか、広聯達科技(
002410)や寧波杉杉(
600884)、国軒高科(
002074)などの下落も目立った。半面、金価格の上昇を受けて紫金鉱業集団(
601899)が高かったほか、中国政府が早ければ今月中にも既存住宅ローンの金利引き下げを発表するとの報道を受けて招商局蛇口工業区控股(
001979)や万科企業(
000002)も買われた。
上海B株指数は0.07%安の229.23ポイント、深センB株指数は0.44%安の1032.06ポイント。