30日の香港株式市場で、ハンセン指数は3日続落。終値は前日比1.34%安の18230.19ポイントだった。中国企業指数は1.44%安の6462.95ポイント。メインボードの売買代金は概算で1255億HKドル。
ハンセン指数は序盤にプラス圏に浮上する場面もあったが、その後はマイナス圏で軟調に推移し、終値は2日以来、4週間ぶり安値だった。米国の早期利下げ期待が後退するなか、米長期金利の上昇を受けて香港市場でも売りが広がった。また、31日には中国で製造業購買担当景気指数(PMI)が発表されるとあって、様子見ムードも強まり、相場の重しとなった。
ハンセン指数構成銘柄では、美団(
03690)が3%超下落して指数を押し下げたほか、華潤ビール(
00291)や紫金鉱業集団(
02899)、東方海外(
00316)の下落も目立った。龍湖集団(
00960)や華潤置地(
01109)など本土不動産株も売られた。半面、舜宇光学科技(
02382)が6%超上昇。SMIC(
00981)や信義光能(
00968)、石薬集団(
01093)も高かった。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.33%安の3752.76ポイント。美団のほか、理想汽車(
02015)や小鵬汽車(
09868)、ウェイボー(
09898)が下落率上位だった。