脳心血管疾患の治療薬大手、四環医薬(
00460)は24日大引け後、子会社の軒竹生物科技が上海証券取引所のハイテク新興企業向け市場「科創板」に提出した上場申請を撤回すると発表した。軒竹生物科技の業務展開と経営戦略を基に、足元の資本市場環境などを慎重に検討した結果、分離上場の中止を決めた。四環医薬は、今後も積極的に資本市場での資金調達を模索していく方針を示した。
軒竹生物科技の上場申請は2022年9月に受理されていた。同社は創薬事業を手掛け、消化器疾患や腫瘍、非アルコール性脂肪肝炎などの疾病分野で知的財産権を持つ新薬の開発に力を入れている。
四環医薬の24日終値は前日比1.72%安の0.57HKドル。